2009年11月29日日曜日

敗北戦

中国進出するお客様へ、数十人採用の提案書をまとめ臨んだ商談。
準備してきた内容を伝えるも、他者の安いプランにあっさり負けてしまった。


全く想定外の結果に、恥ずかしくも頭が完全にフリーズしてしまった。
決着をつけるために放った、渾身の力を込めた一撃必殺の技が効かなかった後みたいだった。


同席していた先輩が、抜け殻状態になりかけた私をよそに
状況を端的にまとめ上げ、第2・第3の提案を口頭ベースで進めていた。


有難い助太刀である。
幸い、次の可能性を残す形でこの商談は終わった。


商談後、真っ先に出てきた反省点が
「情熱」と「スピード」の欠如だった。


相手の状況をしっかりと掴むための情報収集が足りず、
悔しくも他社に負けてしまった。
その行動に至るための、燃えるような情熱が足りなかった。
独占の提案と思い、すっかり油断をしていた。


もし戦争であったら、一次の攻撃の失敗だけで動けなくなっていたら
それは間違いなく死を意味する。


撤退しながらも、体制を立て直し、冷静に頭を使い、
次の策を考え第2第3の手を打たねばならない。


今回の痛恨の経験で、学びをさせて頂いた。


中途半端は大怪我のもと、やらない方がまし。
教訓に富んだ機会と先輩に感謝し、明日からまた魂を込めて仕事をしていきたいと思う。