2008年11月23日日曜日

1時間41分

故郷のさいたま市民ハーフマラソンに参加し、
無事に完走してきました。


タイムは1時間41分。体力にまだ余裕がある感じだった。
完走と、2時間以内を目標にしていたので、十分満足の結果だった。


人生はマラソンの如し。
走る最中何度もそう感じた。


私の今回の目的は一つ、
3月の東京マラソンに向けて走るペースのイメージをつかむこと。

その他に、
最大心拍数80%以内でコントロールしながら15キロ付近まで走り、
その後ラストスパートをかけるという戦術を考えていた。


いざ、スタート。
心拍数を維持しながら走る私は、
早いランナーにどんどんと追い抜かされていきます。


ルールを決めてはいるものの
ついていきたくなる誘惑は絶えず訪れる。
時々、年配ランナーに抜かれたりしてしまうと
生物として、ついペースを上げてしまいたくなる。

『目的を強烈に意識しないと、行動がぶれてしまう』


体力を温存しながら走っているのだが
10キロ地点を過ぎて、ペースが落ちてきたあたりで
後半本当にスパートできるのだろうかと、一瞬不安が訪れたりもした。

『今に集中しないと、将来が不安になる』


何より有難かったのが、
沿道で応援してくださる、地元の皆様だ。
見ず知らずの車椅子のお婆様に、
しゃがれた声で頑張れと言われた時、確かに体が軽くなるのを感じた。

『励ましや、ポジティブな声のパワーは確実に人に影響する』


15キロ付近、周りのランナーは息が切れていたが、
私は少し足が痛むくらいで、呼吸にはまだまだ余裕があった。


一気にラストスパート開始。
ごぼう抜きとはこのことだと自分に言い聞かせ
スイスイ抜いていく。

合計100人以上は抜いたと思う。


ペースを上げれば、当然息が上がって苦しくなる。
少し緩めてもいいんじゃないの?という誘惑が
湧き上がってきそうなところで、すぐ蓋をする。

さらにわき腹が痛んで、私を試そうとしてくる。
深呼吸して痛みを緩和し、さらにスピードを上げる。

目の前の人を目標にし、
抜いては次の人をターゲットにする。
一人一人着実に。


息は苦しかったが、スパートはとても気持ちが良かった。
それは、自分の戦術が功を奏していたからだ。


前半、誘惑に負けず人と比べず、
しっかり戦術を守ったことで、
後半戦の勝負の土俵に上がり、結果を出すことができた。


焦らず、着実に物事を進めていくこと。
自己分析の結果そのものである。


ゴールをして、
本日は自己啓発系のマラソンだったのだと
しみじみ感じました。


学生時代のバイト先のオーナーに
お誘いいただき、この機会を得ました。

地元の縁もいつまでも大切にしていきたいですね。
本当にありがとうございました。